2019年2月24日、沖縄県で米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設にともなう埋め立ての賛否を問う県民投票が行われた。投票率は5割を越え、反対票が7割を占めた。これを受け、玉城デニー知事は政府に対して工事中止を求めたが、工事は今も続いている。県民投票の日をきっかけに、「じぶんのことを、じぶんで決める――そんなあたりまえのことが、ずっとオキナワはできていない」(音楽祭公式サイトから)として毎年2月に開かれているニイニイヨン音楽祭。今年は那覇市中心部で開かれ、県内外および韓国を含む多数のアーティストによるライブとともに、多彩なトークイベントも行われた。
そのうちのひとつ、「基地と平和教育×韓国と沖縄」には韓国で平和教育活動を展開しているNPO「PEACE MOMO」のキム・ガヨンさん、キム・ジンソンさんも登壇した。ちょうど大学が春休み期間に入り、連れ合いの仕事の拠点が那覇にあることから滞在中だった私もトークを聞きに行った。司会は沖縄で活動する在日コリアンの白充弁護士だった。またライブイベントに、友人である韓国のアーティスト、イ・ランや、日本で活動する韓国人ラッパーのMoment joon、また朝鮮民主主義人民共和国で芸を磨いてきた在日コリアンの芸術家集団「金剛山歌劇団」が出演すると知り、興味をそそられたこともあった。全体として「コリア」の色が濃かったのは、この地域の平和を考えるうえで朝鮮半島とのかかわりも欠かせない、という趣旨だったようだ。
トーク後、那覇の繁華街でPEACE MOMOのお2人と遭遇し、思わず声をかけあいさつしたのは、韓国在住の親しい後輩がPEACE MOMOで活動していることを知っていたからだ。その後輩いわく、この「奇跡的な出会い」によって、本稿は依頼されることになった。
依頼内容は、日本で2月8日に投開票が行われた衆議院議員選挙で与党が圧勝した状況のもとで、現在の高市政権が推し進める国民と非-国民の線引きを強めていくような政策に不安を覚えている人びとの経験について、その気持ちが伝わるような文章、というものだ。他の方の気持ちを勝手に代弁はできないが、選挙結果について、私自身の気持ちをひとことで表現すると、不安を越えて、「ばかばかしくてやっていられない」という感じだっただろうか。
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